白梅山本勝寺は、四季折々の花に彩られる「花の寺」として有名で、初夏には紫陽花や蓮が美しく咲き誇ります。
70種約1万株におよぶ紫陽花は、檀信徒の方々と力を合わせて、平成元年から整備・管理を続けてきているもので、しっとりと雨に濡れた佇まいには心洗われる思いがします。
貞和元年(1345年)の創建当時は真言宗だったようですが、のちに日蓮宗に改宗。天正2年(1574年)の高天神城落城と共に焼失し、その後、現在の場所に建立され、現在の本堂は江戸後期のものです。
県の天然記念物となっている「緑の山門」は、樹齢300年以上の2本の天然樹によるもの。正面右は千人引きの梛(なぎ)、左は槙(まき)という、異なる木が重なってできており、「草木一切悉有仏性」を表し、縁結び、夫婦和合、子宝成就(安産)のご利益があります。
本堂・七面堂に施された立川流の立川和四郎昌敬の彫刻をはじめ、七面堂厨子や天井絵など、掛川市の指定文化財も数多く保存されています。
*あじさい祭りは例年6月上旬~7月上旬頃開催されます。観光目的の団体様(8人以上)やバスなどはお断りしております。詳しくはお問い合わせください。