萬屋(旅籠跡)
萬屋(よろずや)はもっぱら庶民の旅人が泊る旅籠でした。
嘉永から安政にかけての建築と思われ、店庭、帳場、二階には宿泊のための座敷などを今も往時のままに残しています。
表の蔀戸(しとみど)は当時の一般的な店舗建物の仕様であり、昼間は障子戸、夜は板戸の様は、日坂宿では昭和20年代まで数多く見られました。
当時、1階はすべて板間で、事ある時のみ畳を敷いたと思われます。1階に通り土間がないこと、2階正面の出格子が掃き出しで格子戸がなく、建ちの低い手摺のみで開放的であること等が、一味異なった構えの旅籠です。
江戸末期の姿を今にとどめ、街道を生き交う旅人の心を偲ばせる庶民旅籠 日坂宿「萬屋」
[料金目安]
無料
住所
〒
436-
0003
掛川市日坂35
アクセス
車:掛川駅より20分
バス:掛川駅北口7番乗り場「東山線」にて「日坂」下車 徒歩でおよそ3分
アクセスマップ