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掛川城御殿

御殿は、城主の公邸、藩の役所、公式式典の場などとして使用されました。書院造と呼ばれる建築様式で、畳を敷きつめた多くの室が連なり、各室は襖によって仕切られています。
 当初は、本丸にも御殿がつくられましたが老朽化したり災害にあって、二の丸に移りました。
 現存する御殿は、嘉永7年(1854年)大地震で倒壊したため、時の城主太田資功によって、安政2年(1855年)から文久元年(1861年)にかけて再建されたものです。
 安政2年から明治2年(1869年)までの14年間は掛川藩で使われましたが、廃城と同時に勤番所と徳川家兵学校に転用され、廃藩置県とともに掛川宿に無償下附され聚学校として使われました。その後も女学校、掛川町役場、掛川市庁舎、農協、消防署などに転用され続けました。
 その後、現存する城郭御殿としては、京都二条城など全国でも数カ所しかない、江戸時代の藩の政治や大名の生活が偲ばれる貴重な建築物として、国の重要文化財に指定されています。
現存する御殿は、江戸時代後期に再建された建物で、全国で数ヶ所にしか残っていない大変貴重なもの。
[料金目安]
大人410円・小中学生150円
※20名以上の団体、大人320円・小中学生120円
掛川城天守閣の入館料を含みます。
住所
〒 436- 0079 静岡県掛川市掛川1138番地の24

アクセス
鉄道:JR東海道本線掛川駅~徒歩約7分
車:東名掛川IC~県道38号線~県道37号線

駐車場
大手門駐車場(有料)をご利用ください

営業時間
午前9時~午後5時まで(入館は午後4時30分まで)

定休日
年中無休

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アクセスマップ



御書院上の間 御書院は城主の対面所で、上の間はその主室にあたる、框(かまち)を入れ、畳敷いた床の間と脇には違い棚が設けられている。右手には書院を略した障子窓がある。
 
 
長囲炉裏の間 天井 大田家正紋の桔梗と替紋の鏑矢(かぶらや)紋

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