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緑の桜 御衣黄(ぎょいこう)

めずらしい緑色の花を咲かせる八重の桜「御衣黄」は、江戸時代に京都の仁和寺で栽培されたのが始まりとされています。楚々とした美しい風合いが、昔貴族が気品のある色として好んだ萌黄色の御衣(衣服)を思わせることから「御衣黄」と名づけらました。

開花時期は例年4月中旬、ソメイヨシノが散り始める頃に、入れ替わるように咲き始めます。開花時には萌黄色が濃いため、葉と間違われがちですが、開花が進むにつれ緑色が淡くなり、花が成熟すると中心部に紅をひいたような条線が浮かび上がり、日に日に赤みを増していくため、見る時期ごとに色の変化も楽しめます。

花の色が地味ないせいかあまり普及せず、全国的にも本数が少なく、珍しい桜となっています。

掛川市南部の大須賀地区には、中新井池公園の他に、市役所大須賀支所南側の道路脇や古楠神社、三熊野神社境内にも数本の御衣黄がありますが、樹が古いせいかあまり樹勢が良くないようです。
中新井池公園の池の周りに染井吉野と交互に植えられた御衣黄は、樹も若く花付きもよいようです。無料の駐車場もありますので、お車の方はこちらでの観賞をおすすめします。
また、掛川市中心部では、掛川城三の丸広場の隅にも1本、若い御衣黄が植えられています。
萌黄色の八重の花が紅をひくように変化する雅やかな桜です
住所
掛川市大渕 中新井池公園ほか

アクセス
中新井池公園へは
東名高速掛川インターから15㎞ 車で30分弱
JR袋井駅から秋葉バス秋葉中遠線「野賀」下車 徒歩5分

駐車場
中新井池公園 4台

営業時間
御衣黄の開花はソメイヨシノから1~2週間ほどあと(例年は4月中旬)

https://www.city.kakegawa.shizuoka.jp/gyosei/docs/8225.html

アクセスマップ



咲き始めの御衣黄。萌黄色の花と赤銅色の若葉。
 
中心部の紅色が濃くなると華やかな雰囲気に
 
のどかな中新井池の周りは歩きやすく整備され、お散歩にもぴったり♪

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