粟ヶ岳の「茶文字」秘話🎵

広大な茶園が萌黄色や若葉色のパッチワークのように染まり、掛川がいちばん美しく輝く季節です!
「茶文字」で有名な粟が岳の東山エリアでもお茶の摘採がすすんでいます。
すがすがしい新茶が楽しみですね~♪

さて、この茶文字、何の樹でできているかご存知ですか?
正解はお茶の木!ではなく、ヒノキです(*^-^*)
ズームで寄ってみると、背の高い樹がびっしり並んでいるのがわかりますね。

この茶文字、草かんむりの横棒だけでも100メートル以上あるんですよ。
車で山頂テラスに向かう途中、この草かんむりの部分を通るので、その大きさをぜひ体感してみてください!

この巨大な茶の字は、昭和7年頃、東山のお茶のPRのために、茶業組合や村民が力を合わせ、粟ヶ岳の急斜面にマツの樹を植え付けたのがはじまりだそう。
茶の字の形を決めるために、白い紙を付けた縄を持って並び、それを向いの山から遠望して、手旗で合図して調整を繰り返したとのこと。携帯もトランシーバーもない時代、たいへんな作業だったと思われます。
その後、初代の松の木がマツクイムシの害にあい、ヒノキに植え替えられたそうですが、今でも定期的にメンテナンスを行い、美しく雄大な茶文字が保たれています。
次回、粟が岳の茶文字を眺めるときは、ぜひ、そんな歴史にも思いを馳せてみてくださいね☆

掛川茶・茶畑群(粟ヶ岳、東部地区)の情報は⇒
https://www.kakegawa-kankou.com/kanko/guide/facility_detail.php?_mfi=33

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