世界農業遺産とは/about GIAHS
伝統的な農業や文化風習・生物多様性を守り、
未来へ継承していくために―
未来へ継承していくために―
世界農業遺産は、正式名称を「世界重要農業遺産システム(Globally Important Agricultural Heritage Systems:GIAHS)といい、
世界の農林水産業の振興を司るFAO(国際連合食糧農業機関、本部:イタリア・ローマ)が認定し、農業のシステムを評価するものである。
『社会や環境に適応しながら何世紀にもわたり発達し、形づくられてきた農業上の土地利用、伝統的な農業とそれに関わって育まれた文化・景観・生物多様性に富んだ、 世界的に重要な地域を次世代へ継承すること』を目的として、2002年(平成14年)に創設された。
『社会や環境に適応しながら何世紀にもわたり発達し、形づくられてきた農業上の土地利用、伝統的な農業とそれに関わって育まれた文化・景観・生物多様性に富んだ、 世界的に重要な地域を次世代へ継承すること』を目的として、2002年(平成14年)に創設された。
「世界農業遺産」の認定例/example
認定登録数は世界中でわずか25箇所(2013年5月時点)。
2013年5月時点において、「世界農業遺産」の認定登録数は、世界中でわずか25箇所である。
世界における代表的な認定例は以下の通り。
世界における代表的な認定例は以下の通り。
[引用元] 農林水産省HP 特集1 世界農業遺産
チロエ農業/チリ生物
アンデス農業/ペルー
イフガオの棚田/フィリピン
サフラン農業/インド
マサイの伝統/タンザニア・ケニア
マグリブのオアシス/アルジェリア、チュニジア
水田養魚/中国
ハニ族の棚田/中国
万年の伝統稲作/中国
トン族の稲作・養魚・養鴨/中国
日本では、【新潟県/佐渡】と【石川県/能登】が認定されている。
日本では、【新潟県の佐渡地域】と【石川県の能登地域】が、2011年6月、先進国及び日本で初めて「世界農業遺産」に認定された。
佐渡は“国の特別天然記念物である「トキ」と「人」が共生し、豊かな生態系や景観を保全する取り組み”が、能登は“棚田が無数に並ぶ「千枚田」など里山・里海の保全活動”がそれぞれ高く評価されている。
トキと共生する佐渡の里山、
能登の里山里海
「熊本県の阿蘇」と「大分県の国東半島宇佐」は、
「静岡の茶草場農法」と同じく2013年5月に認定された。
「静岡の茶草場農法」と同じく2013年5月に認定された。