垂木の祇園祭のお知らせ


令和7年7月6日~13日にかけて、掛川市無形民俗文化財「垂木の祇園祭」が開催されます。
https://rokushojinja-2014-06-18.jimdofree.com/

垂木の祇園祭の起源は鎌倉時代末期にまでさかのぼり、雨櫻神社の社殿が焼失した際、2㎞南の六所神へ神様がお遷りになり、社殿再建後に戻られました。このお礼として、1年に1度、雨櫻神社と六所神社の神輿渡御が始まったとされています。

さらに、垂木郷の深山渓谷に棲む怪獣(大獅子)が、小麦の刈入れ時に里に現れて小麦俵を食い荒らしたため、六所神社の占いによって郷内から7騎の武者を集め、獅子平にて怪獣を倒し村人を救ったという伝承が融合し、小麦の収穫期である初夏に「垂木の祇園祭」として行われるようになったと伝わります。

御渡りされた雨櫻神社の御神輿は六所神社に同じく祀られ、8日7晩の間、郷内の五穀豊穣と氏子崇敬者の無病息災を祈る日供祭が毎日斎行されます。
雨櫻神社にお戻りになる前日の夜には、中村家にて大獅子が小麦俵を食い破る様子を再現した「御獅楽」と呼ばれる獅子舞が行われます。

なお、数年に一度の開催とはなりましたが、怪獣退治の子孫達による流鏑馬も伝統にのっとり受け継がれています。

雨桜神社の神輿3体に同行する獅子や旗持ちなどの役割り、「麦オコワ」を供える家などが、江戸時代から地域の約30世帯で世襲によって守られてきたこの祭礼は、地域の特色を顕著に残し、学術的に高い価値が認められ、掛川市の無形民俗文化財に指定されています。

◆垂木の祇園祭
7月6日 午後2時 御輿渡御(雨櫻神社→六所神社)
7月12日 午後7時 御獅楽式(六所神社 中村家)
7月13日 午後2時 還御祭・神輿還御 (六所神社→雨櫻神社)
※今年度は流鏑馬の催行はありません

詳細は「雨櫻神社 六所神社」の公式サイトをご覧ください。
https://rokushojinja-2014-06-18.jimdofree.com/
※「お問い合わせ」欄から質問も受け付けているそうです。

雨櫻神社(掛川市上垂木1612)
六所神社(掛川市上垂木981)
TEL/FAX 0537-26-0593(/垂木の祇園祭保存会)

※バスをご利用の方は、掛川バスサービス桜木線「馬場」(六所神社)および「上の宮入り口」(雨桜神社)が最寄りとなります。
バス路線図 http://www.kakegawabus.co.jp/rosen
桜木線時刻 http://www.kakegawabus.co.jp/timetable/sakuragi_nemunoki

※今年度は流鏑馬の催行はありません