こたけや川出幸吉商店
掛川の特産品といえばといえば「葛布」。
古く万葉の頃から日本人に親しまれている葛の花は紅紫色で、夏から秋にかけて咲き、日当たりの良いところに生育しています。
葛湯や七草粥など葛を食べることでは知られていますが、その葛の「つる」からとった繊維を織り上げた「葛布(くずふ)」が鎌倉時代からの伝統の中で持ち味を生かした品々が生まれています。
創業明治3年の老舗。大きな「葛布」と書かれた看板が目印の「こたけや川出幸吉商店」。今日まで『掛川の葛布』の老舗として『のれん』を守り続け、これまで明治・大正・昭和三代の皇室から注文を受けるほど。
葛布は手で裂いているので太さが均等でなく剛直なので、きれいな縞模様が出すことができ、この直線を武士が好んだことで袴、裃、陣羽織、乗馬用袴等に用いられました。
葛布で織られた粋なのれんをくぐり、お店に入ると自然素材の温かみのある風合いと、シルクのような光沢が特徴の葛布を使った商品が所狭しと並んでいます。
葛糸で織った布で作られた草履や、床の間に飾っても十分な風格のある「色紙掛」、財布や小銭入れは優しく落ち着いた光沢が上品でお土産や贈りものとしても人気。
掛川産の葛を用いた優れた工芸品を思い出にいかがですか?
店内で葛織り体験もできるます。
創業明治3年の老舗。掛川の伝統工芸に触れてみて!
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