資生堂アートハウス「銀座と椿と資生堂」がはじまりました♪

資生堂創業150周年を記念して、「銀座と椿と資生堂」展覧会が資生堂アートハウスで開催中です

明治51872、東京・銀座に洋風調剤薬局として創業した資生堂は、店舗内に開いた西洋料理店やギャラリー、独自の出版物を通じ、多分野の芸術や衣食住に関する最先端の情報を人々に提供していきます。これら、一企業の枠組みを超えた文化発信の蓄積によって、資生堂の個性は街の個性と混然一体となり、銀座と資生堂のイメージを分かち難く結びつけていきました。

一方、資生堂のシンボルマークとなった椿は、古代から日本人が好んだ樹木で、花の美しさのみならず、艶やかな緑の葉を常にたたえた姿から不老を表す吉祥文となりました。また滞米生活が長かった初代社長・福原信三は、欧米に輸出された椿の人気から、洋の東西を問わない椿の魅力を確信していたはずです。椿は資生堂の美の象徴となり、銀座と並んで資生堂を彩るもう一つのイメージとなりました。

今回の資生堂アートハウスの展覧会では、資生堂アートハウスと資生堂企業資料館の収蔵品から、洗練された企業イメージに結びつく「銀座」と、化粧品会社が創造する美のイメージに結びつく「椿」に題材を採った美術品や資料を精選し、資生堂が育んだ過去から現在へと続く二つのイメージの変容を辿りながら、芸術によって培われた資生堂の美意識の一端を紹介します。

≪出品作品例≫
福原路草「銀座八丁目の角」(写真)1938年
鳥海青児「掛花入の野椿 黄瀬戸」(キャンバスに油彩)1964年
丸山直文「a windy day」(綿キャンバスにアクリル絵具)2010年
岸田劉生「銀座資生堂パーラーの図」(紙に墨)1927年
北村昭斎「結び文螺鈿箱 椿」(漆器)2013年  など

■展覧会「銀座と椿と資生堂」
会期: 2022年1月25日(火)~ 4月8日(金)
定休日:土・日・月曜日(祝日・振替休日の場合も休館)
開館時間:10:00~16:30(入館16:00まで)
観覧料:無料
会場: 資生堂アートハウス(掛川市下俣751-1)
TEL.:0537-23-6122
HP:https://corp.shiseido.com/art-house/jp/exhibit/future.html

 

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