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龍華院大猷院霊屋(リュウゲインタイユウインオタマヤ)

龍華院大猷院霊屋(リュウゲインタイユウインオタマヤ)
 明暦2年(1656)掛川藩主北条氏重が幕府に願い出て、徳川三代将軍家光(諡号大猷院)の霊牌を祀るために建てた三間四方の方型造りの霊廟です。
 この霊屋は、嗣子のない氏重が家の存続を願って建立したといわれますが、万治元年(1658)10月、氏重の死去に伴い、願い叶わず家は断絶、領地は没収となりました。 
 以降は歴代城主により庇護され、文化15年(1818)3月、火災により当時の建物は失われてしまいましたが、文政5年(1822)には、当時の藩主太田資始(すけもと)により再建されています。
 現在の屋根は瓦葺ですが、再建時は柿葺(こけらぶき)だったそうです。内部には春日厨子があり、焼失を免れ、霊牌が祀られています。
 昭和29年(1954)1月30日、春日厨子を含め、静岡県の有形文化財に指定されました。

 龍華院の地は、戦国時代に駿河の守護大名今川氏の命で、朝比奈泰熙(やすひろ)が築いたという掛川古城があったところで、本曲輪は現在の霊屋の位置にあったとされ、霊屋東側に残る大堀切(空堀)の跡に往時の面影が残っています。

 
 また、龍華院への小路は、晩秋には見事な紅葉が満喫できる隠れた穴場となっています。
 
徳川三代将軍家光の霊牌を祀る霊廟です
[料金目安]
無料
住所
〒 436- 0079 掛川市掛川1104番地

アクセス
掛川駅北口から徒歩13分
車で5分

駐車場
5台ほど


アクセスマップ



小さな紅葉スポットとしても人気です
 
在来種のタンポポなど豊かな自然が残る
 

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